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サウナーの最終兵器「テントサウナ」とは 20日には全国一斉にイベントも

屋外でもサウナが楽しめる「テントサウナ」=神戸市、湊山温泉
テントサウナの内部。薪ストーブで内部はすぐサウナ状態に=神戸市、湊山温泉
 Sauna Camp.の添田康平さん、大西洋さん、兼康希望さん(左から)
 Sauna Camp.が開催したイベントの様子
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 耐火テントの中で薪ストーブをガンガンに燃やすことで、アウトドアでもサウナを楽しんでしまうスタイル「テントサウナ」をご存知だろうか。ここ数年、熱心なサウナー(サウナを愛する人)たちの布教活動によって、国内でも少しずつブームの兆しが見え始めているというのだ。今月20日には、全国のテントサウナのオーナーたちが、サウナで遊ぶイベント「Sauna Camp Day」を全国で一斉に開催する。関西は大阪と神戸で実施されるが、すでに定員に達したため予約の受け付けは終了。何がそんなに人気なのか。会場のひとつ、神戸市の温泉施設「湊山温泉」を訪ねた。

 その前に、まずSauna Camp Dayについて。

主催者はサウナとアウトドアを愛する東京在住の3人組ユニット「Sauna Camp.」。日本でテントサウナのファンを増やすために企画した。会場は、北は北海道から南は九州・鹿児島まで計21カ所。イベント自体は各地のオーナーが運営し、参加者は他会場との緩やかな連帯感を楽しむという趣向だ。

Sauna Camp.はこれまでも清流が流れるキャンプ場にテントサウナを並べたイベントを開催するなど、テントサウナの普及に力を注いできた。今後もキャンプ場での体験企画や音楽フェスへの参加を予定しており、代表の大西洋さんは「冬には凍った湖の上にテントサウナを設営し、氷にあけた穴に飛び込んでクールダウンしたいですね!」と夢を語る。

     ◇     ◇

 閑話休題。

湊山温泉は、極上の泉質と小旅行気分が味わえるのどかなロケーションで親しまれる半面、サウナがないのが弱点といえば弱点だった。Sauna Camp Dayの取り組みを知った同温泉は「これや」と参加を即決し、ロシアからテントサウナを直輸入。当日に向けた準備もいよいよ大詰めを迎えている。

 テントの大きさは180センチ四方で、高さも180センチほど。見た目は普通のテントだが、生地が耐火性で分厚く、薪ストーブの煙突が通る穴があるのが特徴だ。同温泉はテント内にベンチを置いて一度に3~4人が座れるようにするほか、1人用の浴槽を水風呂としてテント横に設置。水風呂は源泉かけ流し仕様にするという。

ちなみにイベントの開催場所は、なんと屋根の上。店長の阿部大さんは「とにかく遊ぼうというのが湊山温泉のコンセプト。楽しいところに人は寄ってくるんです」と話すが、そういう問題ではないと思う。

 実際にストーブで薪を燃やすと、確かにテントの中は見る見るサウナ状態に。(かなり)狭いこと以外、熱さの点では店のサウナと比べても遜色ない。「すぐ80度くらいまで上がるし、思った以上にサウナなので僕らも驚いています」と語る阿部さんたちは、ストーブの上で専用の石を焼いてアロマオイルをかけ、ロウリュにも挑戦するという。

 20日のイベントはもう受け付けを終了したが、同温泉はこのテントサウナを営業に活用していく腹積もりだ。阿部さんは「数百年の歴史と図抜けた泉質だけでも最高の温泉なのに、サウナまで導入してしまったら、もうとんでもない人気店になってしまう」とそわそわしている。(まいどなニュース・黒川裕生)

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