安田純平氏がボヤキ「時間の無駄」アンチとの不毛なやりとりに「どうにもならん」

 シリアで2015年に拘束され、昨年10月、3年4カ月ぶりに帰国したジャーナリストの安田純平氏(44)が15日、ツイッターを更新。「あっちをいじればこっちが歪むどうにもならん寝癖みたいなもので、どうにもならんものはどうにもならんなあ。時間の無駄だし、いらいらするし、本来やるべきことができなくなってしまう」(原文ママ)という“意味深”なメッセージを残した。

 安田氏は今年1月からツイッターで積極的に発言。“アンチ”の人たちからのバッシングに対しては、根拠のない「デマ」を拡散しているなどと反論してきた。その過程で「日本語が以前以上に通じなくなっている」「デマの拡散は、社会を歪め、日本を劣化させる結果にしかならない。それで日本を愛しているつもりなのか」などと問題提起してきた。

 今月14日には、シリアでの拘束中の昨年7月に「私の名前はウマルです。韓国人です。とても厳しい環境にいます。今すぐ助けてください」と窮状を訴えた動画について説明。「動画撮影は全て相手の要求する通りにやらなければならない。自由に話せるわけがない。全ての内容、日本語であること、その前は英語であったこと、全て相手の要求通り」などと訴えたが、中傷や揶揄(やゆ)するコメントが書き込まれた。

 15日には、危険地帯で拘束される回数が多いという自身への批判に対して「紛争地だとスパイ容疑で拘束されるのは珍しくないし、警察や軍に拘束されるのも日常茶飯事。その程度のことはほぼ全ての記者が現場では経験しているし、いちいち言わないし報道もされない。私が拘束された回数が『多すぎ』と言われているようだが、他の人と比べて全然多くない」と訴えた。

 その反論からの約1時間後、突然飛び出したツイートが「どうにもならん」という“ボヤキ節”だった。アンチとの“不毛なやりとり”を「時間の無駄」と再認識し、心底、疲れているのかと思われる心情吐露だった。

 コメント欄には「何を言いたいのか、何をやりたいのか、さっぱりわかりません」と突き放す意見も相次いだが、日頃の“打たれ強い”安田氏から一転して飛び出した“弱音”に激励の声が続いた。

 「批判に対して必死に対抗していますが、本業に専念したら如何ですか?」「イライラしないで自分の道を進んでください」というアドバイスや「何を説明してもハナから故意に何も理解する気がない人達は相手にするだけ無駄なので放っておいていいと思います。安田氏には記事や書籍などで情報発信して欲しいです」というエールも送られていた。

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