バレンタインシーズンは１年で最も寒さが厳しく、体調を崩す時期でもある。ぜひチョコレートにプラスして、心身共にリラックスできるギフトを贈りたい。兵庫・神戸にあるスタイリッシュなハーブ専門店「ハーブラボラトリー」には、一番人気の「ラボティー」を始め「かけるハーブ」や「とかすハーブ」などの斬新でユニークなハーブ使いが楽しめる商品がそろう。チョコレートとの相性も抜群だというハーブのパワーが、２人の距離をぐっと近づけてくれそうだ。

　「日本人はどうしても欧米に比べてハーブに対する苦手意識があるようなんです。“健康には良さそうだけど、薬のようで飲みにくい”というような。いくらヘルシーでもまずい、と感じるものは続かない。だから“美味しくて飲みやすい”にこだわったハーブの製品を自分で作りました」と話すのは当店ディレクターの泉佑佳さん。

　６年ほど前に始めたこの店の前身であるお茶やハーブティの販売店を２０１７年３月にブランドリニューアル。昔から好きだったというハーブの魅力を前面に押し出した商品を自ら考案、販売し始めた。ハーブはハーブセラピストやコンシェルジュといった専門家が認め、かつ自身が飲んで美味しいと思えるもののみを厳選。香料や保存料といった添加物は一切不使用、ティーバッグもとうもろこし素材の植物性のものだけを使用するという徹底ぶり。おしゃれなパッケージと同店でしか味わえないようなオリジナリティあふれるハーブ使いにファンになるリピーターも多いと聞き、バレンタインギフトにお薦めの商品を以下、紹介してもらった。

　「まず一番人気の『ラボティー』（１５０グラム）がお薦めです。こちらは国産のハーブで、産地が分かるものだけを使用しています。はと麦や黒豆、ゴボウ茶など日本人になじみのある和ハーブをベースに２４種類の茶葉をブレンド。老若男女に愛される飲みやすいお茶で、香ばしく深みのある味わいはチョコレートにはもちろん、普段のごはんにも良く合います。冬はやかんで煮出して、お風呂あがりに飲めば、ぽかぽか身体が温まってよく眠れます」。夏には水出しも簡単にできるうえ、大さじ１杯で約１リットル淹れることができるコスパの良さも魅力。仕事にお疲れ気味の彼氏やパートナーなどに贈ると喜ばれそうだ。

　「次にお料理好きのカップルにお薦めしたいのが『かけるハーブ　カカオニブ』（１包３グラム、８包入）。こちらはハーブの持つ力を最大限に身体に取り入れてもらえるよう乾燥ハーブを粉砕し、まろやかな甘味のてんさい含蜜糖と合わせた、まるごとハーブを味わってもらえる調味料です。カカオニブはチョコレートの原料、焙煎したカカオ豆の外皮と胚芽を取り除いて砕いたもので甘い香りがします。あえて粒感を残すことで食感も楽しめますし、甘いものが苦手な男性でもバニラアイスやヨーグルトなどにトッピングすることで、新しいハーブの美味しさに気づいてもらえるのでは」。またカルダモンやキャラウェイなどのスパイシーなハーブをブレンドしているので、ケーキやクッキーなどのスイーツ作りを共にすれば、香り高い素敵な時間が過ごせそう。

　「最後にお薦めするのは『とかすハーブ　シナモン』（３本入り）。有機シナモンスティックをてんさい糖でコーティング。温かいコーヒーや紅茶などに差し入れて、くるくると回すだけでシナモンの香りがてんさい糖の甘みとともに飲み物にうつります。ミルクチョコレートとシナモンの香りは相性が良いので、甘いもの好きの男性にぜひ」。紹介してくれた３商品の中ではいちばん手軽にハーブを取り入れることができるそうで、忙しいカップルにもお薦めだ。

　また「とかすハーブ ローズヒップ」（３０グラム）や「五感ハーブ紅茶　有機和紅茶×有機ローズ」（２グラム×10包入）など女性に好まれそうな商品も充実。前者は普段の紅茶にプラスするとカップの底に紅茶の琥珀色を透かして可憐な赤い実が目に映るさまが楽しく、後者は鹿児島県産の希少な和紅茶にクレオパトラも愛飲したローズを配合することで優雅なティータイムを満喫できる。女友達や職場のお世話になっている先輩へのプチギフトにも喜ばれそうだ。（神戸新聞特約記者・山本　明）

◆「ラボティー」（１５０グラム）９７２円、「かけるハーブ カカオニブ」（１包３グラム、８包入）６４８円、「とかすハーブ シナモン」（３本入り）５９４円、「とかすハーブ　ローズヒップ」（３０グラム入）５４０円／全て税込み。

◆商品の通販詳細はhttps://shop.herblaboratory.co.jp/ ※店舗ショールームでも購入可、要事前TEL（078-392-3873）