元刑事うならせた「駐在刑事」の見どころ 寺島進のリアルな所作…小川泰平氏が絶賛

テレビ東京系ドラマ「駐在刑事」の撮影で渋い演技を見せる寺島進(提供・小川泰平氏)
ドラマ「駐在刑事」で主演する寺島進 (C)テレビ東京
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 テレビの創成期から現在に至るまで数多くの刑事ドラマが制作されてきたが、今秋、注目作が始まる。10月19日スタートのテレビ東京系ドラマ「駐在刑事」(毎週金曜後8:00)だ。その監修を担当した元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は17日、デイリースポーツの取材に対し、「そのリアルさに引き込まれる」と絶賛した。

 1986年に俳優デビューした寺島進にとって、「駐在刑事」はキャリア32年にして地上波連続ドラマ初主演作。警視庁捜査一課の敏腕刑事から自然豊かな奥多摩の“駐在さん”となった江波警部補を演じる。奥多摩署水根駐在所の江波は地域の人々に愛され、人情味あふれる警察官だが、奥多摩を舞台に発生する、殺人、誘拐、汚職など多岐にわたる凶悪事件に立ち向かう。

 小川氏は「帳場(捜査本部)でのやり取りは、現職時代を思い出させてくれる緊張感とリアル感があり、思わず引き込まれてしまいました。撮影チームもとてもまとまっていて、現場では脚本家の先生と監督のこだわりが非常にあって、ここまでやるの?というほどでした。私も質問攻めにあうことが度々あった」と明かし、「あらゆる場面で、細かいこだわりが描かれています。事件に関しても、ミステリーの中にも、人間味あふれる場面もある」と指摘した。

 また、小川氏はキャストの魅力を語った。「寺島進さんの演技には、演技とは思えない、刑事の所作があらゆる場面で見られます。例えば、地域住民と触れ合う時の優しさと、ご遺体を前にした時の眼光鋭い表情とが全く違う。一つ一つの動きを通して、やはり刑事だなと感じさせる表現でした。江波さんと加倉井管理官(北村有起哉)のやり取りも見ものです。奥多摩署の緒方綾乃署長を演じる黒木瞳さんは美しい中にも非常に貫禄があり、署長として全く違和感がありませんでした」と振り返った。

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