「くじらの博物館」大掃除 和歌山・太地、年末恒例

 和歌山県太地町の町立くじらの博物館で20日までに、年末恒例の大掃除が行われた。天井につるされた全長約15メートルのセミクジラの実物大模型には命綱を付けた職員が乗ってたまったほこりを払い、イルカを飼育する水槽にダイバーが潜ってガラスを磨いた。

 模型はオホーツク海で捕獲されたセミクジラを型に取ったグラスファイバー製。水槽には白いバンドウイルカのほか計7頭が飼われ、底を通る見学用トンネルから間近に見ることができる。

 副館長の中江環さん(45)は「たっぷり時間を取って館内の隅々まできれいにした。クジラやイルカのショーを楽しみ、鯨類について学んでほしい」と話した。

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