空海伝授の「ゆずみそ」づくり 冬の風物詩、大阪・盛松寺

 弘法大師空海が伝授したとされる「ゆずみそ」づくりが19日、大阪府河内長野市の盛松寺であった。江戸時代から続く冬の風物詩になっている。

 本堂に集まった信徒らは、ユズの上部を切り取って果肉をくりぬき、まな板の上でゼリー状になるまで果肉を包丁でたたいた。堂内はユズの香りでいっぱいに。みそと混ぜ、ユズの皮の器に戻して完成させた。200個を21日午前10時から「終い弘法」で参拝者に振る舞う。

 住職の高橋成明さん(57)は「無病息災を祈念したゆずみそで良い年を迎えて」と話した。

 寺によると空海がこの地で昼食をとった際、疫病に苦しむ人々を救うために製法を教えたとの言い伝えがある。

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