立山黒部アルペンルート全線開通 例年より積雪多く
北アルプスの立山連峰を貫き、富山、長野両県をケーブルカーやバスなどで結ぶ観光路「立山黒部アルペンルート」が15日、4カ月半ぶりに全線開通した。運営する立山黒部貫光(富山市)によると、今年はルート全体で例年より積雪量が多く、迫力ある景観を楽しむことができるという。ルートの営業は11月末まで。
悪天候のため、室堂ターミナル(標高2450メートル)での記念式典や、付近を散策するイベントは中止となった。ターミナル付近には降り積もった雪を道路まで掘り下げ、高さ約16メートルの壁ができた。
室堂-大観峰間(3・7キロ)では、昨シーズンで運行を終えた国内唯一のトロリーバスに代わり、電気バスが走る。