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姫路駅「兵庫五国酒肴弁当」1200円

 私が高校の修学旅行や、阪神・淡路大震災のため東京での仕事を終えての帰りに利用した寝台急行「銀河」。2008年に惜しまれつつ廃止になったが、今年、新快速シティライナーなどで約40年前から関西で活躍した117系を改造し「WEST EXPRESS銀河」としてよみがえった。その運行を記念し、姫路駅弁当売店で「兵庫五国酒肴弁当」が発売中だ。パッケージは夜行列車の旅情を誘う星の輝く夜空に、瑠璃(るり)紺色の特急銀河がデザインされている。ふたを開けると9分割された容器に一目で30品目くらいの食材を使ったと思われる色とりどりのおかずが入り、まずは目で楽しめる。どこから食べようか迷うが、どれを食べてもおいしく申し分ない。お品書きにある兵庫県の五つの地域から、特産品を使って作られた料理などを確かめながら満足できた。数量に限りがあるので、食べたい方は早い時間にどうぞ。

  ◇  ◇

 北の但馬では、真ん中に鎮座する但馬牛と柔らかいゴボウののったいなり寿司を味わう。酢飯と但馬牛のゴボウ煮という、あまりない組み合わせも、甘めの揚げがしっかり包んでよく合う。

 摂津からは鶏もも肉の味噌焼きが届いた。柔らかい肉が間違いない味に仕上がっている。

 丹波ゾーンでは黒豆と甘露栗がいい味を出す。地産の黒豆煮が一粒だけ食べても大きくてうまい。

 淡路からは焼き玉ねぎが参戦。分厚くて大きい玉ねぎは、みずみずしくて甘い。

 地元播磨からは手厚く3品。まずは海の幸を使ったアナゴの押し寿司だ。まねき食品さんお得意の寿司で何度食べても飽きない。ショウガ甘酢漬けとセットで口にすると最高だ。

 たこ寿司は瀬戸内海のマダコを柔らかく煮てあり、すんなり半分に切って食べられる。初めて食べるのに、タコに染み込んだ味に懐かしさを感じるのは私だけだろうか。

 姫路おでん風煮物は、大根と厚揚げがショウガ醬油のあんかけで用意されている。辛さがなく万人受けする味だ。

 その他、卵焼きは甘め仕上げでふっくら。レンコンの天ぷらはサクサクでエビの唐揚げは頭ごと食べられる。

 この弁当一つで兵庫県の味巡りが楽しめて言うことなし。また次回売り切れていなければ買って食べよう。

 1200円。山陽本線・姫路駅「まねき食品」Tel0792240255。(デイリースポーツ・柴田直記)

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