為替介入か、一時155円台 5円あまり急上昇
30日の外国為替市場で円相場が急騰し、一時1ドル=155円台を付けた。一時160円台後半まで下落していたが、5円あまりの急上昇となった。片山さつき財務相が記者団に「いよいよかねて申し上げてきた断固たる措置を取るタイミングが近づいている」と述べており、市場では為替介入に踏み切ったとの見方が出ている。これに先立ち国債市場では長期金利が上昇し、一時約27年3カ月ぶりの高水準となる2・535%を付けた。
原油先物市場が再び高値圏で推移したことを受け、東京市場では夕方まで「有事のドル買い」が優勢で、1年10カ月ぶりの円安ドル高水準となった。三村淳財務官も投機的な取引をけん制し「最後の退避勧告として申し上げる」と述べた。その後、円買いが進んだ。
三井住友銀行の鈴木浩史チーフ・為替ストラテジストは「介入にしては、一度に動く値幅が小さいように思える」と指摘。一方で、ニッセイ基礎研究所の上野剛志主席エコノミストは「介入の可能性がある。(これまでよりも)少しずつ円を買っているのではないか」との見方を示した。
