金麦ビール化、成長目指す サントリーの西田社長
サントリーの社長に1月就任した西田英一郎氏(60)が11日までに共同通信のインタビューに応じた。10月の酒税改正に伴う「第三のビール『金麦』のビール化が一番大きなテーマだ」と述べ、競争激化が予想される中、ビールの中では手頃な価格帯を武器に成長を目指す考えを示した。
10月の酒税改正でビール類の酒税が統一され、第三のビールの税率が上がる一方、ビールは下がる。価格差が縮まり割安感の減った第三のビール市場は縮み、ビールは伸びると予想されている。
西田氏は「酒税統一を見越して2017年ごろからビール化の構想があった」と説明。金麦はサントリーが手がけるビール類の売上数量の約52%を占める主力商品で、麦芽比率を変えてビールにする。
政府が検討する飲食料品の消費税率ゼロが実現し、店内飲食の税率が10%で据え置かれると、外食やビール業界に逆風となる。新型コロナウイルス禍では「人生には、飲食店がいる。」といったキャッチコピーで客の来店を促した。西田氏は「(同じように)宣伝できないか検討は進めている」と話した。
