東証反落、一時200円安 米国株下落を嫌気
16日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が反落した。前日終値からの下げ幅は一時200円を超えた。前日の米国株下落を嫌気した売り注文が優勢だった。
午前終値は前日終値比251円23銭安の3万4016円31銭。東証株価指数(TOPIX)は14・66ポイント安の2498・69。
前日の米国市場は、ハイテク株主体の株価指数などがそろって下落。米政権の関税政策に伴う世界経済の先行き不透明感が高まった。この流れが波及した東京市場でも、業績悪化懸念が強まった半導体関連株や精密機器株などが軟調な値動きとなった。
一方、内需株の一角は買われ、平均株価は朝方に上昇に転じる場面もあった。