大しめ縄張り替え迎春準備 和歌山、世界遺産「那智の滝」

 和歌山県那智勝浦町の世界遺産・熊野那智大社のご神体「那智の滝」で27日、滝の上に架かる長さ約26メートルの大しめ縄が張り替えられた。迎春準備の恒例行事として毎年行われている。

 高さ約133メートルの滝の落ち口で白装束に烏帽子姿の神職が命綱を着け、慎重に作業。神職の小賀真樹さん(54)は「馬が駆けるような、勢いのある明るい年になればいいなという思いで張り替えた」と話した。

 那智の滝は大みそかの日没時から元日朝までライトアップされ、多くの参拝客を迎える。しめ縄は7月の例大祭「那智の扇祭り」の前も張り替えられる。

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