芥川、直木賞候補決まる 畠山さん、大門さんら

 第174回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が11日付で発表された。芥川賞には畠山丑雄さん(33)らの5作が、直木賞には大門剛明さん(51)らの5作がノミネートされた。10人中、この2人を含む8人が初の候補入りで、フレッシュな顔ぶれとなった。

 選考会は来年1月14日、東京都内で開かれる。

 候補作は次の通り。(敬称略)

 【芥川賞】畠山丑雄「叫び」(「新潮」12月号)▽久栖博季「貝殻航路」(「文学界」12月号)▽坂崎かおる「へび」(「同」10月号)▽坂本湾「BOXBOXBOXBOX」(「文芸」冬号)▽鳥山まこと「時の家」(「群像」8月号)

 【直木賞】大門剛明「神都の証人」(講談社)▽嶋津輝「カフェーの帰り道」(東京創元社)▽住田祐「白鷺立つ」(文芸春秋)▽葉真中顕「家族」(同)▽渡辺優「女王様の電話番」(集英社)

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