韓国発作品が最多6部門で受賞 米演劇界のトニー賞

 トニー賞の発表・授賞式に出席するジョージ・クルーニーさん(右)ら=8日、米ニューヨーク(共同)
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 【ニューヨーク共同】米演劇界最高の栄誉とされるトニー賞の発表・授賞式が8日、ニューヨークであり、ミュージカル部門で韓国発の「メイビー、ハッピーエンディング」が最も注目される作品賞を含め、最多6部門で受賞した。演劇部門の主演男優賞には性自認が男女のどちらでもない「ノンバイナリー」の俳優が選ばれた。

 「メイビー、ハッピーエンディング」は韓国・ソウルを舞台に、主人を失ったヘルパーロボットが別のロボットとの交流を通じプログラムされていない感情を抱く物語。韓国で2016年に初演されて人気となり、日本でも20年に中川翔子さんらの出演で公開された。

 主演男優賞に選ばれたのはコール・エスコラさん。19世紀のリンカーン米大統領暗殺をコメディーに仕立てた「オー、メアリー!」に出演し、米メディアによると、ノンバイナリーだが男優のカテゴリーでのノミネートを了承した。23年にもノンバイナリーの俳優が受賞した。

 主演男優賞には人気俳優ジョージ・クルーニーさんも1950年代の「赤狩り」を描いた作品でノミネートされていた。

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