一力が棋聖防衛、四冠守る 囲碁、井山との頂上決戦制す

 囲碁の第49期棋聖戦7番勝負の第7局は12、13の両日、甲府市で打たれ、一力遼棋聖(27)=名人・天元・本因坊との四冠=が196手で挑戦者の井山裕太三冠(35)=王座・碁聖・十段=に白番中押し勝ちし、対戦成績4勝3敗で棋聖を防衛、頂上決戦を制して四冠を守った。

 七大タイトルを分け合う両者の顔合わせとなった今シリーズ。一力棋聖は1勝3敗で迎えた第5局から3連勝し、大逆転で4連覇を果たした。

 一力棋聖の棋聖位は通算4期目。井山三冠は4期ぶりの棋聖奪還にあと1勝届かなかった。

 終局後、一力棋聖は「シリーズを通して苦しい碁も多かった。判断の面でも課題が多かったので、そのあたり、まだ成長できる余地があるのかなと感じる」と話し、井山三冠は「この結果を受け止めて次に向かっていくしかない」と語った。

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