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勇気と感動与えてくれる映画はやぶさの上坂監督

 小惑星探査機「はやぶさ」と「はやぶさ2」の約17年にわたる軌跡をたどる映画「劇場版HAYABUSA2 REBORN」(27日公開)。上坂浩光監督は「困難に負けず、前人未到のミッションに挑む姿は、まるではやぶさが意志を持っているようで、勇気と感動を与えてくれる」と、その魅力を語る。

 プラネタリウムで人気の映像作品を劇場用に再編集。探査機や目標の小惑星がリアルなCGで描かれ、一緒に宇宙を旅しているような気分を味わえる。「実写と勘違いした人に『どうやって撮影したのか』と聞かれたこともある」と上坂監督。

 小惑星の地表の凹凸がつくり出す陰影や、探査機の着陸時に舞い上がる砂ぼこりなどの描写は、身近な風景の観察から生まれたという。「地球も小惑星も同じ宇宙の一部なので、似たような現象から想像を膨らませれば、未知の世界を描ける」

 はやぶさの開発に携わった元NEC航空宇宙システム技術者の小笠原雅弘さんも、科学的な描写の正確さ、分かりやすさに太鼓判を押す。見どころに挙げるのは、地球の重力を利用して探査機の軌道を変える技術「スイングバイ」の場面だ。「どれだけ難しい作業なのか、子どもにも伝わる映像になっている」と感心する。

 作品を見て「当時の記憶が昨日のことのようによみがえった」と小笠原さん。劇中に人の姿はないが「はやぶさ、はやぶさ2の動きの一つ一つに、それを支えた大勢のスタッフがいることを感じながら見てもらえるとうれしい」と話した。

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