現在開催中の北中米W杯は日本時間28日、1次リーグ全日程を終え、前日にG組3位で終えていたイランが最後の最後で決勝トーナメント進出を逃した。今大会から参加48カ国に拡大され、決勝トーナメントも32チームで争うことになったが、アジアは韓国、カタール、イラン、サウジアラビア、イラク、ヨルダン、ウズベキスタンが敗退。日本と豪州の2カ国のみの通過に終わった。
3位12チームのうち上位8チームが決勝T切符を手にする状況の中、最後のJ組を残して8位だったイラン。J組2、3位争いのオーストリア-アルジェリアはともに勝ち点3で、引き分けなら両チーム決勝T進出が決まるだけに、“談合試合”の可能性も指摘されていたが、思わぬ激闘に。前半にオーストリアが先制。その後、アルジェリアが同点に追いつくと、後半10分に再びオーストリアが勝ち越したが、5分後にアルジェリアが同点に追いついた。
そのまま試合終了かと思われたが、ここから壮絶なドラマが展開された。ボール回しに終始していたアルジェリアが突如牙を剥いて、アディショナルタイム(AT)3分にマレズのこの日2点目のゴールで勝ち越しに成功。イランの突破が決まるかと思われたが、予定のAT4分を経過したAT6分にオーストリアのカライジッチが衝撃の同点劇。激動の3分間を経て、イランの敗退が決まった。
開催国の米国との軍事衝突が続く中で厳戒態勢の中で参加している同代表。ビザの問題で米国内に拠点を置けず、米国での試合後すぐにキャンプ地のメキシコへの移動を命じられるなど過酷な状況の中で、強豪ベルギー相手のドローなど魂の3引き分けと奮闘したが、惜しくも届かなかった。