田嶋会長帰国 新監督「詰めのところ」 森保氏を評価「日本の中で実績ナンバー1」

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長が17日、W杯ロシア大会視察から成田空港に帰国した。日本代表の新監督について、「今は最終的な詰めのところに来ていると思いますし、そうでなければいけないと思います」と最終局面にきていることを明かした。

 「何人かはすでに技術委員会から上がっているわけで、そういう中でちゃんと決めるのが関塚委員長であり、私の方に相談すると思います」と明かし、すでに技術委員会から推挙されている日本人、外国人の数名の候補から絞り込みの段階にきている状況であることを説明した。

 東京五輪監督を務める森保一氏が有力候補の1人。田嶋会長は森保氏について「日本の中で実績ナンバー1の監督だと思っていますし、だからこそ僕らはオリンピックの監督に選んだわけです。今のところ、それ以外の何者でもないと思っています」と高評価を口にした。

 森保監督実現なら、フル代表と五輪監督との兼務という難しさはある。それについてはあくまで一般論として「トルシエら、みんなやっているわけですし、それがダメということはないと思います」と兼務可能という見方を示した。

 「バタバタ慌てて、これでやっていこう、と決めるものではないと思います。ただアジアカップがあり、チリ戦等がすぐに控えていて、メンバーも決めないといけない。そういう意味では早く決めたほうがいい」。20日の技術委員会、26日の理事会を経て、7月中の決定を目指す。

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