森保五輪監督、候補報道「光栄なこと」 五輪兼任には否定的「2つはできない」

 サッカー日本代表の次期監督最有力候補に挙げられている東京五輪男子代表の森保一監督(49)が15日、東京都の味の素スタジアムを訪れ、J2東京V-山口を視察した。正式な就任要請については「何もありません」と話したが、候補として名前が挙がっていることには「すごくありがたく、光栄なこと」と笑顔を見せた。日本協会は20日の技術委員会、26日の理事会を経て次期監督を選ぶ方針を示している。

 終始笑顔を絶やさなかった。日本代表次期監督の最有力候補に挙がっていることに対して、森保五輪監督は柔和な口調でゆっくりと話した。

 「名前を挙げていただけるのは、すごくありがたく光栄なことだと思っています。しかしながら、本来だったらお話しできることがあるかなと思いますが、(就任要請などは)何もありません」

 W杯ロシア大会にコーチとして帯同し、日本代表の戦いぶりを目の当たりにしてきた。その経験を「東京五輪のチームの活動、あるいは指導者としての仕事の中で生かせる、そういう経験をさせていただいた」と振り返る。

 その上で将来の代表の監督像を一般論として語った。「外国人であろうと日本人であろうと、日本人のよさを示してくれた西野さんがやってくれたことはみんなで続けていくべき」。協会内に「日本人監督路線」の継続を求める声が多くある中、森保氏も西野イズムの継承を訴えた。

 この日は五輪監督として若手選手を視察した。五輪代表と日本代表の監督兼務の実現性には「たくさん日程的には重なっているので。同時に2つのことはできないというか、1つの体では」と否定的な見方を示した。

 17日にはW杯を総括するスタッフ会議があり、森保氏は次期監督の選定を任されている関塚隆技術委員長(57)とともに出席する。同日には田嶋幸三会長(60)もロシアから帰国予定で、三者が顔を合わせる可能性もある。

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