乾、セネ狩る“マタドール”だ コロンビア戦猛省「必死です」

 「ロシアW杯・H組、日本-セネガル」(24日、エカテリンブルク)

 サッカー日本代表はベースキャンプ地のカザンで、1次リーグH組第2戦のセネガル戦(24日・エカテリンブルク)に向けて、冒頭15分間を除く非公開練習で調整した。2-1で勝った初戦のコロンビア戦に続き、先発が濃厚なMF乾貴士(30)=ベティス=は、持ち前の高い技術で強力なフィジカルを持つセネガル守備網をかいくぐると誓った。

 今大会最軽量の“マタドール(闘牛士)”が「テランガのライオンたち」の異名を取る、セネガルの守備陣を翻弄(ほんろう)する。乾は引き締まった表情で「今はセネガルのことしか頭にない。自分の長所を出していくのと、味方の良いところを引き出すことを考えていく」と意気込んだ。

 同じH組で屈指のフィジカルを持つセネガルだが、付け入る隙はある。「プレッシャーも早いし、足が伸びてくるところはすごい」と警戒しつつも「(相手守備陣は)足元にかなりくるので、裏を狙っていきたい。飛び込んでくる選手が多いので、その辺は裏をかいていきたい」。出場登録選手中、体重59キロと最軽量の乾にとって、真正面からのぶつかり合いは苦戦必至。ひらりと舞って、相手の裏を取るイメージを膨らませている。

 勝利に貢献したコロンビア戦だが自己採点は厳しい。「コロンビア戦は(個人のプレーが)よくなかった。特に前半は本当に迷惑をかけてしまったので、その辺はしっかり反省してやらないといけない。セネガルに全力を注ぐことしか考えていない。必死です」。世界最高峰のスペイン1部リーグで磨きをかける高い技術をセネガル戦で見せる。

 勝てば16強進出が決まる可能性もある。「引き分けは考えていない。基本的にはここで決めてしまいたいという気持ちがみんなにあると思う」と必勝を期す。ライオンの群れをかいくぐり、ゴールへの道を突き進む。

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