デンマーク、豪州と痛み分け エースが先制弾仏戦へ気合十分「まずは16強」
「ロシアW杯・C組、デンマーク1-1オーストラリア」(21日、サマラ)
デンマークに先制点をもたらしたのは、エースのMFエリクセンだった。前半7分、FWのN・ヨルゲンセンからのパスを直接、左足で正確にボールの中央をたたき「うまく蹴ることができた」と涼しい顔で振り返った。
デンマークが前回出場した10年南アフリカ大会は18歳で代表入り。途中出場した1次リーグ最終戦は日本に敗れ、ピッチでうなだれた。それから8年。欧州予選では決定力不足のチームを救うように12試合で11ゴールを挙げ「ダニッシュ・ウィザード」(デンマークの魔法使い)と称されるまでのアタッカーに成長した。
攻撃陣にラウドルップ兄弟を擁した98年フランス大会以来のベスト8を視野に入れる。「まずは16強に入ることが大事。引き分け以上で大丈夫だ」と、フランスとの1次リーグ最終戦を見据えた。