前回王者のドイツ負けた 無秩序の総攻撃空回り…初戦36年ぶり屈辱

 「ロシアW杯・F組、ドイツ0-1メキシコ」(17日、モスクワ)

 前回王者がもろくも散った。ドイツは出場14人のうち実に12人がシュートを放ち、後半ロスタイムのCKではGKノイアーまで攻め上がった。だが秩序を欠いた総攻撃は最後まで空回り。レーウ監督は「うまくスペースを使えず、効果的に攻められなかった」と表情を曇らせた。

 両サイドバックはシーソーのように動いて攻守のバランスを取るのがセオリーだが、ドイツは2人が同時に攻め上がってぐいぐい押し込んだ。攻撃に厚みはあったものの連動性に欠け、流れの中で決定的なシュートに結びつけられなかった。DFフンメルスは「7人も8人も攻撃に参加したら守備は不安定になる。後ろには僕とボアテングしかいない」と、前のめりなチームの姿勢に疑問を呈した。

 1次リーグ初戦で敗れるのは実に36年ぶりの屈辱。今後の結果次第では、決勝トーナメント1回戦でいきなりブラジルと激突する可能性もある。しかしボアテングは「そんなことは関係ない。次の2試合に勝たなくてはいけない」と一戦必勝を強調。必死に前を向いた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカーW杯最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカーW杯)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス