「ロシアＷ杯・Ｈ組、日本－コロンビア」（１９日、サランスク）

　ロシアＷ杯に臨むサッカー日本代表は１８日、１次リーグ初戦のコロンビア戦に向けて、試合会場のモルドヴィア・アリーナで公式練習と記者会見を行った。

　会見場に現れた西野監督が、耳に装着するタイプの同時通訳機に戸惑い、同席したＭＦ長谷部が補助するという一幕も。会場から笑いも起きたが、すぐにダンディーな顔に戻った指揮官は「スタートからリアクションサッカーは臨みたくない。自分たちからアクションを起こした中で、ボールをゲームをコントールしていきたいという考えはあります」と意気込みを語った。

　現地時間の１８日未明には、大阪を中心に強い揺れを観測する地震もあった。会見に同席した長谷部が「選手を代表して、この度の震災でまずは犠牲になられた方々にお悔やみと、被災された方にお見舞い申し上げます」とメッセージ。そして「明日はチーム一丸となって、素晴らしい戦いをスタートできるように、そして自分たちに自信を持ってやっていけるようにしたい」と選手たちの気持ちを代弁していた。

　会見の最後、西野監督は「スパシーバ（ありがとう）」というロシア語で締めくくった。西野ジャパンの戦いがついに始まる。