ロシアがド派手快幕5発!地元W杯で大観衆約7万8000人が湧いた

 「ロシアW杯・A組、ロシア5-0サウジアラビア」(14日、モスクワ)

 開幕戦が行われ、1次リーグA組で開催国のロシアがサウジアラビアに5-0と大勝した。MFガジンスキー(クラスノダール)のゴールで先制し、その後も着実に加点。2002年大会以来の勝利で、1次リーグ突破へ向け好スタートを切った。大会は32チームが8組に分かれて1次リーグを戦う。各組の上位2チームが決勝トーナメントに進み、決勝は7月15日に行われる。

 後半終了間際にも追加点を挙げて計5発。ゴールネットが揺れるたび、約7万8000人の観衆で埋め尽くされたルジニキ競技場は大きく揺れた。高さと力強さ。これぞロシアという持ち味を存分に発揮した。17年10月の韓国戦以降7試合勝利がなく不安視された中で手にした会心星に、チェルチェソフ監督は「正しい方向に進んでいることを証明できた」と胸を張った。

 前半12分、MFガジンスキーのヘディング弾が号砲となる。2-0の後半26分には、右クロスを途中出場した196センチのFWジュバが豪快に頭でたたき込んで相手の戦意を完全にそいだ。大会公式サイトによると、ロシアのボール保持率は41%でパスは240本。前線からの激しいプレスでボールを奪い、両サイドからのクロスを軸にした手数をかけない速攻が見事にはまり、ボール保持率59%でパス443本を通したサウジアラビアを圧倒した。

 ただ、喜んでばかりもいられない。出場チームでFIFAランキングがワースト1、2位の底辺対決に勝利したにすぎず、ジュバは「自分たちが強いという幻想は持っていない」ときっぱり。ガジンスキーも「次の2試合は難しいものになる」と気を引き締めた。

 旧ソビエト連邦時代の1966年に4位があるが、ロシアとして出場した過去3回はいずれも1次リーグで涙をのんだ。指揮官は「大会はまだ始まったばかり。次に向けて準備する」と野太い声で言った。この快勝劇は第一歩に過ぎない。あと2試合。開催国の誇りと意地を見せ付ける。

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