ポーランド、守備に不安残す レバンドフ弾も「守りでミス」
「国際親善試合、ポーランド2-2チリ」(8日、ポズナン)
日本と同じ1次リーグH組のセネガルは、アウェーでクロアチアに1-2で逆転負けした。同組のポーランドはホームでチリに追い付かれ、2-2で引き分けた。前回覇者のドイツは、ホームでサウジアラビアに2-1で辛勝した。
FWレバンドフスキが豪快な先制点を奪うなどポーランドは攻撃力を示した一方で、守備には不安を残した。主将でもあるレバンドフスキは「守りでたくさんミスがあった。細かな部分が勝負を分ける」。1点目はクロスに対してマークが緩んで失点。2点目は相手にフリーでシュートを打たせてしまったことが反省材料だ。
4日に守備の要のDFグリクが肩を負傷。代役にサウサンプトンでDF吉田と同僚の22歳、ベドナレクを起用した。ナバウカ監督は「彼のプレーには満足している」と及第点を与えた。ただ、チーム関係者によれば指揮官はグリクをW杯に連れて行くことを諦めていないという。
前半は4バックで、後半に3バックへ変更すると守勢に回る時間帯が増えた。1次リーグ初戦に向け、守備の改善が急務になる。