乾、ガーナ戦へ「合わせる」 右太もも打撲も急ピッチで回復
30日にガーナとの親善試合に臨むサッカー日本代表は23日、千葉県内での合宿3日目の練習を行い、右太もも痛のため宿舎で調整していたMF乾貴士(29)=エイバル=が別メニューながら初めてグラウンドで調整。ガーナ戦に照準を定めることを明かした。この日からGK東口順昭(32)=G大阪、DF槙野智章(31)、遠藤航(25)=ともに浦和、MF井手口陽介(21)=クルトゥラル・レオネサ=の4選手が合流した。
努めて明るい表情で乾は話した。「アピールの場なのでそこ(ガーナ戦)に合わせられるようにやっていきたい」と照準をW杯メンバー発表前の最後の一戦に定めた。
スペインでの練習中に右太もも前部を痛めた。状態を「打撲なので、徐々に治していく感じです」と説明。出血があったと報道されたことに「詳しいことは言えないんですが」と言葉を濁した。
これまで2日間は宿舎で調整。「体幹とか治療とかしていました。酸素治療?そういうのも。体にいいことは全部やっていました」と完治に向けて必死さをうかがわせた。
代表合流後、初めてグラウンドに出たことが一歩前進。「中でやるのはしんどかったので。久しぶりに出てこられて、気分的にもちょっとリラックスできてよかったかなと思う」と話した。
この日は軽めのメニューに終始したが、「(練習強度を)徐々に上げていきたい」と前を向く。W杯代表入りの夢へ、一歩ずつ課題をクリアしていく。