【西野監督会見4】今野は手術で招集できず無念「何としてもと…」

 5月30日のキリンチャレンジ杯・ガーナ戦に臨むサッカー日本代表メンバー27人が18日、発表され、西野朗監督が都内で会見を開いた。代表経験がありながら選出しなかった選手についても質問に応じた。守備で複数のポジションをこなせ、経験も豊富なMF今野泰幸については手術を受けるため招集を断念。ぎりぎりまで招集を模索していた西野監督は「何としてもと思いましたけども…」、無念さをにじませた。

 -久保裕也、中島翔哉の名前がリストにはない。

 「久保に関しては、彼は自クラブで27日までプレーオフというシビアなゲームが控えている。そこに最後、入れるか入れないかというところが今週決定する。まず、クラブに対して、そういうオフィシャルな非常に大事なゲームに対して、(日本代表は)状況によっては追加招集もかなう段階なので、あまりクラブに影響を与えるような状況でリストを出したくないというのはありました。決してまったくバックアップでというか、もちろん戦力として考えております。追加での招集も十分考えています」

 (続けて)「中島に関しても、非常に成果を1年間、ポルトガルリーグで結果を出した選手でもあります。ただ、ポリバレントでは彼は1年間、なかったですね。同じポジション、多少違うポジションで追跡していて、そこのポジションでここに乗せている他の選手との…。ここのポジションが膨らむ、非常に成果を出している、出しやすいポジションでもある。そういう中でのバランスの中で、今回は選出はしませんでした」

 -35人から2人入れられなくなったと言っていたが、ケガで差し替えになったのかなど、詳しく教えてくれると。

 「結論的から言いますと、最終的には35人挙げたが、現状考えられるのは33名です。(外れた2人のうち)1人はG大阪の今野。重いオペではないそうですが、それを受けないといけないという状況で、この期間での復帰は望めないということでリスト外にしました。私としては、彼にも本当に経験値、技術的にもあり、欠かせない評価をしていましたので、何としてもと思いましたけども、リストを上げた翌日にそういう結果が出たので、やむなくリスト外にしました」

 「もう1人はフロンターレの小林悠。今朝、報告を受けて2週間程度のケガをしたということで。彼は今日、この中に入っていました。プラス5名と判断していましたけど、彼も残念ながら外さざるを得ないという状況の中で、現状33人のラージリストとなりました。今朝、報告を受けたので、そこで即答して差し替えという判断にはなっていない。バックアッパーたちの状況も含め、必要があれば差し替えたいと考えています」(会見終了)

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