【西野監督会見2】本田、香川、岡崎のビッグ3への信頼大「替えが利かない」

 5月30日のキリンチャレンジ杯・ガーナ戦に臨むサッカー日本代表メンバー27人が18日、発表され、西野明監督が都内で会見を開いた。本田圭佑(パチューカ)、香川真司(ドルトムント)、岡崎慎司(レスター)の、一部で“ビッグ3”と呼ばれている3人について「替えが利かない」、「欠かせない。代表に」と不可欠な選手であると語った。以下、会見の一問一答要旨【その2】

 -“ビッグ3”と呼ばれる本田、香川、岡崎が選ばれている。その中で岡崎を選んだ理由と、どのような仕事を求めているのか。

 「彼の持っているプレースタイルというよりは、われわれが、これから大舞台で戦っていく上で、間違いなく止まっている選手がいたとしたら戦えないと思う。それは体もそうだし、判断力という頭の動きが止まっていたとか、ボールを早く動かせないとか。そういうタイプの選手では、間違いなくあのレベルでは戦えないだろうと思います」

 (続けて)「岡崎の場合は、あのプレミアのタイトな厳しい毎試合のゲームで、今でこそ少しケガ持ちなところはありますけど、あれだけ体を動かせて、チームへの貢献度があり、しかもストライカーとしての役割を果たしていく。総合的にゲームの中での彼の役割は替えがないと私は評価しています。運動量が高いというだけではなく、常に2つ3つ先のプレーに対する貢献度は絶対に欠かせない。それがチームに絶対欠かせないと判断してきましたので。懸命に今、トップフォームに戻そうとしている。間違いなく1カ月の猶予があれば良い状態に持って行けるという予測と、チームにもたらす創造力を持って、彼を選出しました」

 -本田と香川。どういう理由で選んだのか。

 「どういった理由というか、皆さんも彼らのトップフォーム、トップパフォーマンスというのは、今までの代表の中での今まで積み上げられてきたチームに対する中心選手でありました」

 (続けて)「ただ、香川については、本当にデリケートに考えないといけない。彼の選手生命というか、3カ月もトップステージでやれていないのに招集するという判断。間違いなく彼の状態を期待しながらのことなので、最終的には(状態を)確認したい。私も数週間前に彼のところに行って状態をこの目で確認してきましたし、その上で、最終的に入って欲しいメンバーであるのかないのかという判断は、現時点でキャンプを通じてでないと、ということで。彼は替えの利かないプレースタイルを持っていますから、ぜひ彼のトップフォームに戻っていることを期待するところです」

 (続けて)「本田に関しても、ステージが違う、中南米というところでやれているところと、やはり代表の中でフルでトレーニングとゲームに対するパフォーマンスという点もチェックしたいというところもあります。皆さんもご存じの通り欠かせない。代表チームに。そういうパフォーマンスを維持して、さらに代表チームに貢献して欲しいというところの中での選出になります」

 -前体制から選んだ選手が多いが、青山はかなり久しぶり。選出理由は。

 「今のチーム事情を彼が作っていると言っても言い過ぎではない。現在の広島のサッカーを象徴しているキャプテンであり、中心選手であり、チームの精神的支柱であると思っています。彼は、少し遠ざかっているが、代表の経験もあり、そこでの貢献度も非常に高く評価しています。過去の実績、経験値プラス現状のトップパフォーマンスの中で、できることなら最終的にもその力を代表チームにと。間違いなく、今、最高のパフォーマンスをしている選手だと思う」

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