「来季ACL出場できなれば辞任」宣言した横浜M・嘉悦社長 去就は?

 【2011年12月30日付デイリースポーツ紙面より】

 「天皇杯・準決勝、横浜M2-4京都」(29日、国立)

 J2京都は、延長後半に18歳のFW久保裕也が1得点1アシストの活躍を見せてJ1・横浜Mを4‐2で破った。9大会ぶり制覇(当時J1)を目指す京都、初優勝を狙うFC東京のJ2勢が来年1月1日の決勝(国立競技場)に進んだ。J2同士の対戦はもちろん、J2勢が決勝に進むのは初めて。

 クラブ初の決勝舞台はお預けになった。横浜Mは、1‐2の後半50分にFW大黒が執念のゴール。延長戦に持ち込んだが、格下の相手に力負け。FW渡辺は「向こうの方がいいサッカーをしてた。うちは裏を狙うぐらいしかない」と完敗を認めた。嘉悦朗社長は昨年、大なたをふるった。今年8月に死去した松田直樹さんら、8人に戦力外通告。サポーターから反発され、最終戦後のセレモニーでは「来季、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)出場権を獲得できなければ辞任します」と宣言した。

 京都に敗れ、ACL出場は完全に消滅。嘉悦社長はクラブを通じ「関係者と話をして、この結果を厳粛に受け止めて、最終的に決断します」とコメントした。

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