神戸 3連覇消えた G大阪に痛恨ドロー 吉田監督「残念」 控える天皇杯、アジア頂点の奪取へ再起
「明治安田J1、G大阪1-1神戸」(9日、パナソニックスタジアム吹田)
3連覇を目指した神戸と、京都の優勝の可能性がなくなった。神戸はG大阪と1-1で引き分けて勝ち点63にとどまり、残り2試合で首位鹿島と7差の3位。京都は横浜Mに0-3で完敗し、同62のままで4位に後退した。横浜Mは同40とし、残留を決めた。同32の横浜FCはJ2降格圏の18位以下が確定した。
3連覇の夢は断たれた。ドローという結果に、神戸イレブンは落胆の表情で無情の雨に打たれた。吉田監督は「3連覇を目指してきたので残念。一試合一試合の積み重ねが今の勝ち点」と、重い口調で振り返った。
引き分け以下で優勝がなくなる一戦。後半に先制を許したが、同44分にFW武藤のパスを受けたMF佐々木が同点ゴール。ただ、あと1点を奪えず終戦を迎えた。
攻撃の要のFW大迫が後半途中に体のハリで退くなど、ケガ人に泣いた今季を象徴するシーンもあった。大迫は「セーブしながらプレーできたのでそう悪くない」と話しながらも「ケガもあり、フルでシーズンを戦えなかったのは反省すべき」と悔しさをにじませた。
しかし、下を向く暇はない。リーグ戦はあと2試合、16日には広島との天皇杯準決勝。アジア・チャンピオンズ・リーグ・エリートも序盤だ。来季も引き続き吉田体制で臨む。指揮官は「自分もクラブも、成長しなければいけない」と反省も込め、残りのタイトルとアジア頂点の奪取を誓った。




