横浜M水沼宏太「こんな世界があったんだ」 遅咲き初選出を経て抱くA代表への思い

 J1横浜Mの元日本代表MF水沼宏太(32)が、1日までにデイリースポーツのインタビューに応じた。昨季は歓喜のリーグ優勝に加えて、自身初のA代表入りも果たした。ベテランと呼ばれる年齢に差し掛かった水沼が「日本代表」に対して抱く思いを、担当記者が深堀りした。

  ◇  ◇

 これまでアンダー世代では代表経験のある水沼だが、A代表入りは昨年7月の東アジアE-1選手権が32歳での初選出だった。「ずっと目指してきたところ。すごくうれしかったし、今まで諦めずにやってきてよかった」と、当時の心境を振り返る。

 個人的には水沼のA代表入りに、意義深いものを感じた。日本中を沸かせた昨年12月のカタールW杯。日本代表26人中、Jリーグ所属は7人。国内組にとって代表は狭き門となっているからだ。

 水沼もA代表選出は果たすが、W杯メンバーには選ばれず。「W杯があった年に選んでもらって、W杯に行けなかったのはすごく悔しかった」とした。その上で「こんな世界があったんだ、この場所にずっと居続けたいという気持ちになった。結果を残せば選んでもらえることも分かった。狙い続けたい」とも。

 今年で33歳。代表定着は簡単ではない。だが、それは国内で地道に歩み続けた選手にとっての夢への道しるべ。今季もチームをけん引し、再び日の丸を…その期待を抱かずにはいられない。(デイリースポーツ・サッカー担当 中田康博)

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