J1鹿島 岩政大樹監督が初陣飾る 鈴木優磨が先制OG誘発 熱い抱擁で新監督を押し倒す

 前半、攻め込む鹿島・土居(左から2人目)。左端は福岡・宮
 前半、攻め込む鹿島・鈴木(左)
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 「明治安田生命J1、鹿島2-0福岡」(14日、カシマスタジアム)

 岩政大樹新監督(40)が初陣を飾り、鹿島が6試合ぶりの勝ち点3を手にした。勝利の瞬間、40歳の指揮官は小さく両手の拳を握り、ベンチで祝福の輪に包まれた。

 解任されたバイラー前監督に代わって8日に就任した。「いろんなものが壊れている」と現状を指摘。「強度と個性」を掲げ、「鹿島らしく熱量のこもったサッカーを表現する」と力を込めていた。

 勝利をもたらしたのは「個性」の象徴でもあるFW鈴木だった。前半10分に巧みな個人技から先制点となるオウンゴールを誘発。鈴木はベンチ前の岩政監督に向かって“突進”。熱烈な抱擁を交わしたまま、新指揮官と芝生に倒れ込んだ。

 5日間の準備では劇的な変化は望めない。それでも岩政監督の「熱量」に呼応するかのように選手は球際で体を張り、最後まで走り抜いた。終了間際にはFWエベラウドがカウンターから追加点を陥れた。

 場内には「歴史と共に名を残せ迷わず進め岩政大樹」という横断幕が掲げられ、若き指揮官を後押しした。名門が再建へ踏み出した。

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