埼スタに大歓声が戻ってきた 浦和2年連続4強入り「鳥肌が立った」MF伊藤2得点
「ルヴァン杯・準々決勝第2戦、浦和3-0名古屋」(10日、埼玉スタジアム)
浦和は名古屋に3-0で完勝し、2戦合計4-1で準決勝に進出した。横浜Mは広島に1-2で敗れ、合計2-5で4強入りを逃した。神戸は福岡に0-1で敗れ、同1-3で準決勝進出を逃した。第1戦は1-1だったC大阪は最終盤に2点差を追い付いて川崎と2-2で引き分け、アウェーゴール数で上回って勝ち上がった。C大阪-浦和、福岡-広島の準決勝はホームアンドアウェー方式で9月21、25日に行われる。
埼玉スタジアムに「声」と「歌」が戻ってきた。浦和の国内公式戦では初となる「声出し応援」の運営検証試合。コロナ渦以降“聖地”で2年半ぶりに声援が一部解禁となり、ホーム側の南北ゴール裏自由席(約7千席)は即日完売となった。
マスク着用とは思えない、サポーターの圧倒的な声量だった。選手入場時には大音量の「浦和レッズ」コールが、相手の反則には強烈なブーイングが、真っ赤に染まったゴール裏から何度も響き渡った。
さいたま市出身で下部組織育ちのMF伊藤が2得点。加入時は応援歌が禁止となっており、ホームで初めて大声援を浴びた。「この日を楽しみにしていた。夢見ていた光景に鳥肌が立った」と喜びに震えた。「声」に背中を押され、2年連続の4強に進んだ。