横浜M 宮市にささげる快勝!岩田「どんな形でも勝つ」2位の鹿島撃破で優勝に前進
「明治安田生命J1、横浜M2-0鹿島」(30日、日産スタジアム)
2強の直接対決は首位横浜Mが岩田らのゴールで2位鹿島に2-0で快勝し、勝ち点48として差を8に広げた。
上位対決を制した。1-0で迎えた後半6分、日本代表帰りのMF岩田が、気持ちの乗ったミドルシュートで今季リーグ初得点。「(宮市)亮君のためにもどんな形でもいいから絶対に勝つと思っていた」。仲間のためにも横浜Mの3試合ぶり白星とリーグ9試合連続負けなし(7勝2分け)に貢献した。
東アジアE-1選手権で日本代表としてともに戦った宮市は、韓国戦で右膝前十字じん帯断裂の重傷をまたしても負った。岩田は「かける言葉も難しいところがあった」と言うが、「でも自分たちは待つだけ」と再び同じピッチに立つ瞬間のために奮起。後半35分から途中出場した水沼も「優勝カップを掲げさせたい」と誓った。
試合前にはサポーターからも「トリコロールの宮市亮 再びピッチで輝け 待ってるぞ」と横断幕が掲げられた。試合後には選手全員が宮市の背番号17のユニホームを着用して場内を周回。宮市は「こんなサプライズをしてくれているとは」と涙を流し感謝した。
この一戦は「The CLASSIC」と銘打って開催。Jリーグ発足時に加盟した「オリジナル10」でJ2降格経験がない同士の対決だった。この日で通算対戦成績は横浜Mの24勝8分け34敗。2位の鹿島と勝ち点8差に広げ、3年ぶり優勝に大きく前進した。