シン・J1神戸が白星発進!吉田体制でウルトラ逆襲へ攻撃面変化 後半に武藤が2発
「明治安田生命J1、鳥栖0-2神戸」(2日、駅前不動産スタジアム)
監督交代に踏み切った最下位の神戸は、武藤の2得点で鳥栖に2-0で勝利した。
初陣を白星で飾った。今季3度目の監督交代と迷走が止まらない最下位の神戸が浮上のきっかけをつかんだ。「非常に苦しいゲームでしたが、全員がハードワークして勝ち取った勝利」。今季4人目の指揮官として就任した吉田孝行監督(45)は就任初戦を勝利で飾り、鳥栖まで駆けつけたサポーターに両手を上げて応えた。
6月28日付でミゲルアンヘル・ロティーナ前監督(65)を解任。守備重視の前体制で課題となっていた攻撃面での変化を見せた。
後半に武藤が2発。「今日は内容どうこうより勝ち点3が必要な試合。自分のゴールで勝ち点3を取れたことをうれしく思う」。ヘッドでの1試合2得点は武藤自身も記憶にないといい、「何かあるんじゃないですかね」と吉兆を予感させた。
就任にあたり吉田監督は「残り16試合の中で半分以上は絶対に勝たないといけない」と掲げた。その決意を示すように白星発進。今季3勝目で17位清水との勝ち点差を3に縮めた。6日の直接対決で最下位脱出を図る。
主将のイニエスタは言う。「まだ我々は何も成し遂げていない。すべての試合で勝ち点3を積み重ねていくように突き進んでいかなければならない」。リーグ屈指の巨大戦力が今季4人目の監督とともに逆襲を誓った。