カズ所属のJFL鈴鹿 役員交代へ 吉田社長ら辞任 三浦泰年監督が代表取締役GM就任へ

 鈴鹿・三浦泰年監督
 東京武蔵野戦に出場が無かった鈴鹿・三浦知良(右は三浦泰年監督)=4月3日
 試合後、三浦泰年監督(左)と談笑する三浦知良=5月8日
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 日本フットボールリーグ(JFL)の鈴鹿ポイントゲッターズを運営する株式会社アンリミテッドは21日に開催した臨時株主総会で吉田雅一代表取締役以下全役員(4人)が辞任し、6人の新役員選任を決議したことを27日、発表した。三浦泰年監督(56)が代表取締役GMに就任する。この日、津地方法務局に申請書類を提出し、近日中に登記変更が完了する予定。

 鈴鹿では今年2月に、Jリーグ百年構想クラブ規程第7条第1項第1号に定められる「Jリーグの目的に反する行為」があったとして、「Jリーグ百年構想クラブの解除条件付き資格停止処分」を受けており、資格停止処分の解除条件として、「ガバナンス体制の改善」、「ステークホルダーからの支援継続」が挙げられていた。

 そこに向けての役員交代となる。鈴鹿には今季、元日本代表FW三浦知良(55)が期限付き移籍で加入して話題を呼んでいる。目標とするJ3入会に向けて百年構想クラブの資格停止処分が解除されることが必要となっている。処分解除が議題となる28日のJリーグ理事会を前に、体制変更を行うこととなった。

 役員交代は次の通り。

 【2022年6月21日付で辞任】

 吉田雅一(代表取締役社長/常勤)、山岡竜二・大榎良則(取締役/非常勤)、藤谷秀治(監査役/非常勤)

 【新役員※登記申請中】

 三浦泰年(代表取締役GM/常勤)、山口隆男(代表取締役社長/常勤)、折原潤(取締役副社長/常勤)、森本美行(専務取締役/常勤)、中西大介(社外取締役/非常勤)、坂口裕昭(監査役/非常勤)

 新役員についてクラブは「現在チームの監督兼GMを務める三浦泰年は自治体やステークホルダー、そして選手や従業員からの信頼が非常に厚く、今回代表取締役として選任されました。しかし、引き続き監督業との兼任となるため、三浦監督兼GMをサポート、且つ法人経営の実績やガバナンスに関する知識と経験、そしてサッカーへの愛情と地元鈴鹿をホームタウンとするクラブの再建に強い熱意を持つ山口隆男氏を選任し、代表取締役2人制としました」と説明した。

 三浦代表取締役GMは「クラブはこれで過去から脱却し、新しい体制となります。私自身も、これまで以上に、未来に向けて、責任を持って前に進んでいく所存ですので、引き続きご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします」とコメントを寄せた。

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