日本代表と1次リーグで激突 コスタリカは堅守速攻、若手は脅威に
「W杯予選大陸間プレーオフ、コスタリカ1-0ニュージーランド」(14日、アルラヤン)
カタールでW杯カタール大会(11月開幕)予選の大陸間プレーオフが行われ、コスタリカ(北中米カリブ海)がニュージーランド(オセアニア)を1-0で下して勝利。サッカー日本代表と1次リーグE組第2戦で対戦することが決定した。
コスタリカは攻撃に威力を欠くが、代表歴の長い選手が多く、戦い方は成熟している。ニュージーランド戦はシュート数で4対15と圧倒されながら、一丸となって耐えた。
前半からGKナバスがゴールキックのたびに時間をかけてペースを落とし、1-0で折り返すと36歳の司令塔、ルイスを含め3人を同時投入した。4-4-2から守備重視の5-4-1に変更。最前線のキャンベルがボールを収めても追い越す動きは少なく、無理に攻めず自陣にとどまった。
堅守速攻で、脅威となりそうなのが台頭著しい若手だ。17歳最後の日に左MFで先発したベネットはアシストの場面で、こぼれ球への鋭い反応と縦への速さが光った。先発で2トップの一角に入った22歳のコントレラスも予選5試合で2得点と期待を集める。
2014年にW杯8強を経験したベテランと、勢いある新鋭が融合すれば課題の攻撃力も上がる可能性がある。世代交代の遅れが指摘される中、つかんだ3大会連続6度目の切符。スアレス監督は「あまり時間がないので、親善試合よりも練習に時間を費やしたい」との意向だ。