日本代表・森保監督「成長しているところを感じてもらえる試合を」20年前の歓喜再び

 伊藤に声をかける森保監督(撮影・金田祐二)
 02年W杯、対チュニジア戦でゴールを決め、喜ぶ森島(右は中田)=02年6月14日、長居
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 「キリンカップ、日本-チュニジア」(14日、パナソニックスタジアム吹田)

 サッカー日本代表は13日、キリンカップのチュニジア代表戦(14日、パナソニックスタジアム吹田)に向け、試合会場で冒頭15分を除く非公開練習を行った。0-1で敗れた6日のブラジル戦に始まったW杯出場国との3連戦最後で、本大会と仮定したW杯1次リーグを突破するためにも“勝ち点3”を狙う。20年前の2002年6月14日は、W杯日韓大会1次リーグ最終戦でチュニジアと大阪で対戦し、2-0で勝って決勝トーナメントを決めた。会見した森保一監督は「日本サッカーが成長しているところを感じてもらいたい」と力を込めた。

 勝利が絶対の“第3戦”に現状のベストで臨む。「1勝1敗で迎える3戦目」(久保建)と選手らが今回の活動を位置づけるように、W杯の仮想1次リーグを突破するためにも勝たなければいけない。

 くしくも20年前の6月14日は、W杯日韓大会でチュニジアに勝利。日本がW杯で初めて決勝トーナメント進出を決めた日でもある。当時は1勝1分けの優位な状況で迎え、引き分けも許されたが、同じ最終戦に相当する今回は1勝1敗で“勝ち点3”が求められる。

 日本サッカーの進歩も示さなければいけない。森保監督は「20年前と同じように勝利をつかみ取りたい。日本サッカーが成長しているところを感じてもらえる試合をしたい」と意義を語った。

 20年前、11歳だった原口は「(日本サッカーが)発展したところを見せたい。確実に日本代表のレベルも上がっている。同じ大阪で分かりやすく比べてもいい」。7歳だった南野は、当時の日本代表森島寛晃(現C大阪社長)の先制点を覚えており「W杯につながる試合をしないといけない」と引き締めた。

 中3日でのリカバリーなど本番同様に準備を進めてきた。「選手のコンディションの作り方、チームのマネジメントとしてはいいシミュレーションになった」と指揮官。あとは勝利で締めるだけだ。

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