J1神戸・山口 最下位脱出へ「責任感」 三木谷会長涙のゲキに発奮「より引き締まった」

 オンライン取材に応じる神戸・山口 (C)VISSEL KOBE
 三木谷浩史会長
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 J1神戸の元日本代表MF山口蛍(31)が24日、磐田戦(25日・ノエスタ)に向けてオンライン取材に応じた。23日には三木谷浩史会長(57)=が神戸市西区のクラブハウスを緊急訪問し、選手・スタッフを涙ながらに激励。これを受け、副将の山口は最下位に低迷する現状を打破する思いを示した。

 異例ともいえる総帥直々の激励に、神戸が発奮する。山口は「チームがより引き締まった」と巻き返しへの思いを語った。

 三木谷会長は23日早朝に空路神戸入り。選手・スタッフを集め、クラブの歴史などの映像とともに、涙を浮かべてヴィッセル愛を語った。21日には通話アプリで会長職の辞任も示唆していたが、「このままやり続けるというのも格好悪いのだけれど、格好悪くてもいいと思い、戻ってくることにしました」と続行を明言した。

 優勝候補と期待されたタレント軍団は今季14戦1勝の最下位。山口は「あれだけの人がここまでしてくれないといけないことに、一人一人が責任感を持たなければいけない。三木谷さんがああいうことをするというのは本当に良くない状況だということをもう少し理解しないといけない」と現実を受け止める。

 21日の湘南戦に敗れ、最下位に転落。MFイニエスタ、FW武藤ら万全ではない選手もフル出場した。中3日で迎える磐田戦。ロティーナ監督は「チームを変える可能性はある」と消耗したメンバーの変更も示唆する。

 三木谷会長は「神戸のサッカースタイルは一致団結」とツイッターに書き込んだ。磐田戦はそこが問われる一戦となる。

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