J1浦和 馬渡「批判はしょうがない」3戦連続無得点 試合後には罵声とブーイング

 「明治安田生命J1、浦和0-0広島」(13日、埼玉スタジアム)

 またしても0-0で浦和のJ1通算450勝はお預けとなった。リカルド・ロドリゲス監督は「前半はすごくよかった。コンビネーションでの崩しや相手プレスを剥がすことはできた。ただ、剥がした後のファイナルサードでの質が低下していた」と決定力不足を振り返った。

 浦和は前半からチャンスを作っていた。埼玉スタジアムデビュー戦となったFWアレックス・シャルクが同10分にはキレのあるドリブルから左足でミドルシュート。同14分には敵陣の中央左からDF馬渡和彰がフリーキックで直接ゴールネットを揺らした。ただ、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入によりゴール前でDF岩波拓也がオフサイドの判定を受けてゴールは取り消しとなった。

 前半を0-0で折り返した。後半10分には中央付近でシャルクのリスタートからMF関根貴大につなぎ、最後はゴール前でMFダヴィド・モーベルグが左足を振り抜いたが、相手GK大迫敬介の好セーブに阻まれた。

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグで右第4指基節骨を骨折し、手術を受けたFWキャスパー・ユンカーはベンチ入り。同15分から途中出場し、同32分には決定機を迎えたが、またしても相手GK大迫に止められた。

 ACL1次リーグでは6試合で20得点以上を奪って首位通過。だが、リーグでは3試合連続無得点で5試合連続引き分け。得点力不足が大きな課題となっている。試合後には声の出せないはずのスタジアムだったが、浦和サポーターからブーイングや罵声が飛び続けた。

 今季はクラブが掲げる3年計画の最終年で優勝が目標。今オフには選手も大幅に入れ替え強化を狙った。ただ、現状は12試合を終えて2勝6分け4敗に沈んでいる。

 先制点が幻となった馬渡は「シーズン初めに掲げた優勝というところに関してここから逆算すると非常に物足りない結果。サポーターの皆さんもああなると思う。ただ、勝てばいいのかと言われるとそうではないと思っている。今いろんものを去年から作り上げて、今年も選手が大きく変わってそれにプラス結果が求められる難しいシーズンではあると思う。内容自体は攻撃も良くなってきている」と語り、「出ている選手が責任を持って勝利プラスアルファで内容を突き詰めていかないといけない。現状そういう批判だったりとかはしょうがないかなと思います」と話した。

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