リバプールが決勝進出 エースFWサラー「4冠が明確な目標になった」南野は出番なし

 「欧州CL・準決勝、ビリャレアル2-3リバプール」(3日、ビリャレアル)

 第2戦の1試合が行われ、3季ぶり7度目の優勝を狙うリバプール(イングランド)がアウェーでビリャレアル(スペイン)に3-2で逆転勝ちし、2戦合計5-2として決勝に進んだ。リバプールは前半に2失点して2戦合計で追い付かれたが、後半に3得点。南野拓実はベンチ入りしたが、出番はなかった。16季ぶりに4強入りしたビリャレアルは初の決勝進出はならなかった。決勝は28日にパリ郊外のサンドニで行われる。

 リバプールは敵地で冷や汗をかきながらも、番狂わせは許さなかった。前半に2戦合計スコアで並ばれたが、後半に3点を返して貫禄勝ち。就任後3度目のCL決勝に導いたクロップ監督は「初めての時と同じくらいうれしい。難しかった分、特別に感じる」と喜びをかみしめた。

 第1戦を一方的に制したことがあだとなり、前半は珍しく受け身になった。雨で水を含んだピッチで何度もパスがずれ、ボール保持率も相手を下回ったが、後半に真価を証明した。同17分に守備的MFのファビーニョが封印していた攻撃参加から右足で決めて2戦合計3-2と勝ち越し。5分後にMFディアスが頭で、7分後には抜け出したFWマネが加点して勝負を決めた。

 イングランド・リーグカップで優勝し、大詰めのプレミアリーグは首位マンチェスター・シティーと勝ち点1差の2位。イングランド協会(FA)カップに続く決勝に進出した。「4冠が明確な目標になった」とエースのFWサラー。主要タイトル総なめへ、勢いはさらに加速しそうだ。

 ビリャレアルは、守備に徹した第1戦とは見違えるような積極的な戦いぶりを見せた。エメリ監督は「前半は素晴らしい内容で希望を持てたが、後半はリバプールの強さに対応できなかった」と悔やんだ。昨季、欧州リーグ優勝、今季は欧州CL4強へと導いた同監督は「決勝には届かなかったが、これを継続しないといけない」と一定の手応えもつかんだ。

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