INAC神戸 初代女王持ち越し アウェーで今季初黒星 高瀬「次勝って決めたい」
「Yogibo WEリーグ、広島1-0INAC神戸」(4日、広島広域公園第一球技場)
サッカー女子の国内初のプロリーグ、「Yogibo WEリーグ」初代チャンピオンに王手をかけていたINAC神戸は、アウェーで広島に0-1で敗れた。開幕17戦目で初の黒星を喫し、優勝は次節以降に持ち越し。今季、9年ぶりに監督に復帰した星川敬監督(45)はINAC神戸でのリーグ戦連続無敗記録が50試合でストップした。
これが優勝のプレッシャーなのか。開幕から14勝2分けと独走してきたINAC神戸が止まった。表彰式に備えてメンバー外の選手も広島まで駆けつけていたが、歓喜の瞬間は持ち越しとなった。
前半29分、相手のクロスが風に戻され、バーを直撃。こぼれ球を広島MF中嶋に決められた。「失点に関してはアンラッキーだったが、言い訳にすぎない」と星川監督。後半は反撃に出たが、初の無得点に終わった。
今季17戦目での初黒星。星川監督は前回指揮を執った11~12年に無敗でなでしこリーグを連覇しており、INAC神戸でのリーグ戦では51試合目で初の敗戦となった。
残り3試合。有利な状況には変わりない。2位の三菱重工浦和が7日のマイナビ仙台戦で引き分け以下に終わるか、INAC神戸が8日のノジマ相模原戦(ギオンス)で引き分け以上であれば、次節で確定する。
「無敗での優勝を今日までは掲げていた。ただ、自分たちが目指しているのはWEリーグ初代女王。次勝って決めたい」とFW高瀬。次こそ成し遂げる。