神戸・酒井高徳 引退フェルマーレンの教え継承「最大の恩返し」和歌山キャンプ開始

 J1神戸が25日、和歌山でのトレーニングキャンプを開始した。初日を午前、午後の2部練習を終えた後、元日本代表DF酒井高徳(30)がオンライン取材に応じ、「2桁アシスト」の個人目標を掲げた。

 昨季1得点4アシストの酒井は「タイトルだったり、チームの結果をもたらしたいと思っているので、口にするべきかなと思っていて」と今季の目標を明かした。「自分も2桁のアシストをしたい。ゴールというのはあまり得意じゃない。今1年に1点取れているので、今年も1点は取りたいなと思っているんですけど」と1得点2桁アシストを設定した。昨季は左SBでスタートしてチーム事情で途中から右SBにポジションが変わった。今季については「どうなんでしょう。自分は与えられたポジションでしっかりやるだけかなと思いますけど」と笑顔で答えた。

 また、昨季の守備陣を支えた元ベルギー代表DFトーマス・フェルマーレンが退団し、現役引退。酒井は「いなくなった選手の影響について話すのが好きじゃないというか、終わったこと、いなくなった選手と比べて今シーズンがどうと言うのはナンセンス」と前置きしながらこう続けた。「ひとつだけ言えるのは、実際に現役を引退してしまいましたけど、ベルギー代表のコーチに就任するぐらいベルギーでは評価されている選手だし、世界的に見ても評価されている選手。そういった選手が神戸にいて一緒にプレーできた時間はとても充実した時間でした。僕も含めてDFの選手も彼から多くのことを学ばせていただいた」と振り返る。

 その上で「彼はいなくなってしまいましたけど、引き続き僕ら残った選手たちが彼のいいところ、残してくれたものをチームに還元してプレーすることが彼への最大の恩返し。彼が残してくれた基準、チームの持っているコンセプトを残しながら彼の穴を感じさせない、あるいは代わりにそれを継承していく選手、自分も含めてリーダーシップを取っていく。DFが良くなって心配はいらないよという目で見てもらえるように、このキャンプからディフェンスの部分も引き続きやっていけたら」と話した。

 神戸は当初、24日から2月4日までの日程で例年通り沖縄キャンプを予定していた。しかし沖縄県で新型コロナウイルスの感染拡大が続いているため中止を決定。代替地として和歌山での開催が決まった。28日まで完全非公開で実施する。

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