湘南が引き分けでJ1残留 11月にオリベイラ選手が急逝「思い背負いながら」

 J1残留を決め喜ぶ湘南イレブン(撮影・山口登)
 J1残留を決め喜ぶ山口智監督(左)=撮影・山口登
 湘南イレブンは徳島の試合結果をスマートフォンで確認する(撮影・山口登)
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 「明治安田生命J1、G大阪0-0湘南」(4日、パナソニックスタジアム吹田)

 湘南はアウェーで引き分け、最終節でJ1残留を決めた。G大阪は13位で今季を終えた。

 16位でこの試合に臨んだ湘南は引き分け以下では降格する可能性が残っていた。前半にFW大橋がヘディングで2度決定機を迎えたが、G大阪GK東口のスーパーセーブに阻まれる。それでも積極的な姿勢は崩さず、勝ち点1をつかんだ。

 試合後、17位徳島の結果を確認して残留が決まったことが伝わると、サポーターの待つゴール裏に向かい、喜びを分かち合った。今季途中に就任した山口智監督は選手、スタッフとして過ごした古巣のG大阪から勝利を挙げることはできなかったが、J1残留を決めた。

 試合後にはG大阪サポーターからも拍手が起こった。山口監督は「ここ(パナスタ)ではいい思い出もありますし、試合が終わってそういう雰囲気を作ってもらえた。結果として勝てなかったのは残念ですけど、感謝しています。来年また戦えることがうれしい」と話した。

 11月23日にはブラジル出身のMFオリベイラが急性うっ血性心不全のため23歳の若さで急死。大きなショックを受けたチームは28日に関係者でお別れの会を行い、この試合ではオリベイラ選手のユニホームをベンチに掲げ、喪章をつけてプレーした。「オリとのお別れの会ができたので前に進もうと。選手が思いを背負いながらやってくれた結果だと思います」と山口監督。チーム一丸となりJ1残留を決めた。

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