徳島が湘南とのJ1残留争い直接対決制す 決着は最終節へ 清水は劇的勝利で前進
「明治安田生命J1、湘南0-1徳島」(27日、レモンガススタジアム平塚)
降格圏17位の徳島が、DF岸本のゴールで、15位湘南に競り勝ち、貴重な勝ち点3を手にした。16位清水が勝利し15位に浮上。3チームによる残留争いは、来月4日の最終節までもつれ込むこととなった。
負ければJ2降格が決まってしまう一戦。執念のゴールで勝利をたぐり寄せた。後半21分、コーナーキックを得ると、MF岩尾が左サイドから直線的な弾道で逆サイドへ。走り込んできたMF宮代がダイレクトでシュートを放つ。キーパーがはじいたこぼれ球を、DF岸本がユニホームを引っ張られながらも懸命に伸ばした左足でゴールに流しこんだ。岸本は「こぼれてくると信じて入ったので、本当に良かった。気持ちで押し込みました」と満面の笑顔を見せた。
清水が勝利し、勝ち点差は3のまま。同勝ち点に追いついた湘南とも勝ち点差が大きくついているため、厳しい状況に変わりはない。最終節は勝利したうえで、他会場の結果次第となる。ポヤトス監督は「自分たちのこと以外を見る必要はない。勝利を目指してやっていきたい」と、きっぱり。勝利とJ1残留。強い思いを持って来月4日、運命の最終戦、広島戦を迎える。
残留を争う徳島、清水、徳島3チームの勝ち点と得失点差は以下のようになった。
15位 清水39(-18)
16位 湘南36(-5)
===降格圏===
17位 徳島36(-20)
12月4日に行われる最終節のカードは以下の通り。
清水-C大阪
G大阪-湘南
徳島-広島