ただでさえ準備期間が短い日本に、さらなる逆風が吹いた。11選手を乗せたオランダ発のチャーター機が給油地ロシアでのトラブルが原因で遅れ、試合前々日も全員での練習はできなかった。格下のベトナム戦とはいえ予断を許さない状況だ。
チャーター機には吉田主将や冨安(アーセナル)伊東(ゲンク)古橋(セルティック)ら主力が搭乗。練習に参加できなかった分は深夜の宿舎入り後にジムで体を動かして補うという。
全員練習の機会は限られるが、浅野(ボーフム)は「自分のプレーに集中し、11人が合わさったときにチーム力が上がればいい。時間がないことは言い訳にしかならない」と気丈に話す。