ベルギー代表GKクルトワ激怒 過密日程に「僕らはロボットじゃない!」

 「欧州ネーションズリーグ・3位決定戦、イタリア2-1ベルギー」(10日、トリノ)

 ベルギー代表のGKティボー・クルトワ(29)=レアル・マドリード=が、試合後のインタビューでUEFA(欧州サッカー連盟)を痛烈批判した。選手のコンディションが考慮されず、過密日程で大会が開催されていることに警鐘を鳴らした形で、スペインのマルカ紙が報じている。

 クルトワは「この試合は単にお金のための試合。正直なところUEFAがエクストラのお金を得るためだけに僕らはプレーしている。両チームのメンバーが大きく変わったことでも明らか。もし決勝に進んでいたら違う選手たちが出場していただろう」と今大会の3位決定戦が“消化試合”以外の何物でもなかったとした。

 話しているうちにヒートアップしたようで「UEFAは新たな大会を創設したが、いつもと同じこと。別のチームがスーパーリーグ創設に動いたことが不満なのかもしれないが、選手のことは考えていない。彼らが唯一気にしているのは自分たちのポケットのお金のこと」だと痛烈批判した。

 さらには「そのうち欧州選手権やW杯を毎年やるってことになりかねない。じゃあ僕らはいつ休むっていうの?僕らはロボットじゃない。試合は増えるばかりで僕らの休みは少なくなるだけ。誰も僕らのことを気にしていない。だから最高の選手たちがどんどん怪我をしていくだろう。来年は11月にW杯が開催され、僕らはまた7月まで試合をすることになる。僕らは怪我をすることになるよ!12カ月の間、最高レベルで戦い続けるのに3週間の休暇では十分じゃない。もし僕らが何も言わなければこの先もずっと同じことになる」と大演説を展開した。

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