INAC神戸・高瀬が決勝点 日テレ東京Vとの大一番制し開幕4連勝

INAC神戸ー日テレ東京V 後半、先制ゴールを決め祝福を受けるINAC神戸の高瀬愛実(中央)=ノエビアスタジアム神戸
前半、激しく競り合うINAC神戸の田中美南(左)と日テレ東京Vの清水梨紗=ノエビアスタジアム神戸
4試合連続完封勝ちを喜ぶINAC神戸イレブン=ノエビアスタジアム神戸
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 「WEリーグ、INAC神戸1-0日テレ東京V」(10日、ノエビアスタジアム神戸)

 首位のINAC神戸が昨年の皇后杯優勝の日テレ東京Vに1-0で完封勝ちした。後半31分に元日本代表FW高瀬愛実(30)が今季3点目を決めると、開幕から無失点の守備陣がゴールを許さず、開幕4連勝を飾った。

 両チーム合わせて11人(INAC神戸5人、日テレ東京V6人)の東京五輪メンバーが含まれるこの一戦。INAC神戸にとって、なでしこリーグ時代から覇権を争ってきた日テレ東京V戦はただの一試合ではない。クラブは「プロ野球でいう阪神VS巨人。女子サッカーの伝統の一戦として育てていきたい」とこの試合を重視した。

 前半は日テレ東京Vが押し込む場面が目立ったが、INAC神戸の星川監督は3トップにシステムに変更して修正。そして後半31分に待望の先制点が生まれる。

 システム変更で右にポジションを移していた高瀬が決めた。右サイド深い位置まで突破したMF成宮が落としたボールを蹴り込むと、GKの頭上を抜いてそのまま決まった。「分析のデータでGKが出てくるということがあったので思い切ってファーを狙った。ゴールにつながって良かったです」。9月12日の開幕戦・千葉戦(ノエスタ)でWEリーグ第1号ゴールを決めている高瀬は狙ったシュートだったと明かす。

 先制した後は日テレ東京Vから今季移籍してきた日本代表GK山下を中心に、4試合連続の無失点勝利を完遂。星川監督はまだ課題があるとしながらも「悪い中でもゼロで終わったのはチーム力の向上を感じたゲームでした」と手応えを語った。

 16年の皇后杯を最後にタイトルから遠ざかっているINAC神戸。ライバルチームへの勝利でWEリーグ初代女王へ一歩前進した。

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