J1浦和 タイ1部ムアントンと5年間の提携 有望なタイ選手獲得にも前向き

 J1浦和は16日、タイ1部ムアントンとパートナーシップに関する覚書を締結したと発表した。契約期間は5年間で、若手選手やコーチングスタッフの人材交流などを推し進めていく。

 オンラインで記者会見した浦和の立花洋一社長は「我々には『さいたまと世界をつなぐ窓になる』という理念があり、あらゆる分野でアジアNo.1を目指すというビジョンがある。双方の価値を高めることで両クラブが持続的に発展し、アジアの中での存在感を最大に発揮して、世界に出ていくという未来につなげたい」とあいさつした。

 戸苅淳フットボール本部長は「継続した目標として掲げているのはACL(アジア・チャンピオンズリーグ)のタイトル。提携によってアジアNo.1を争うチームになれるように切磋琢磨していきたい」と語り、「有望なタイ選手を獲得し、浦和でプレーしてもらうことも考えている」と踏み込んだ。

 タイ1部バンコクグラス(現パトゥム)などで監督を務めたリカルド・ロドリゲス監督は「タイに3年間住んでいたのでムアントンのことはよく知っている。何度も対戦し、いつも苦しめられていた。親善試合など、あらゆる形でクラブ同士が支え合っていけば必ず良い結果が生まれる」と提携を歓迎。DF槙野智章は「いい相乗効果を生んで、レベルアップにつながれば」と期待を込めた。

 ムアントンは浦和と同じ「赤・白・黒」をチームカラーとしており、2013年にはACLで浦和と対戦した縁もある。チャナティップ(札幌)やティーラトン(横浜M)が在籍していたことでも知られる。タイの大手メディア企業「サイアム・スポーツ・シンジケート」がオーナーを務めており、「サイアム・スポーツ」はJリーグのタイ国内放映権を取得し、毎節放映している。

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