サッカー天皇杯決勝は12月19日「元日決勝がふさわしい」も過密日程に配慮

 日本サッカー協会(JFA)は9日、今年度の第101回天皇杯の準決勝を12月12日(日)、決勝を同19日(日)に開催すると発表した。決勝は国立競技場で開催される。準決勝の会場と準決勝・決勝の開始時間は後日あらためて発表するとしている。元日以外の開催はJ1神戸が初優勝した2018年度以来、3大会ぶり3度目。

 天皇杯決勝の日程を巡っては、日本協会は元日決勝の価値を重要視していたが、22年1月27日と2月1日にW杯アジア最終予選を控えていることもあり、選手の十分なオフ期間の確保などを目的にJリーグや日本プロサッカー選手会から前倒しの要望が出ていた。

 今年はクラブW杯が12月9日~同19日まで日本で開催される予定だったため、天皇杯決勝については12月4日や同26日の代替案も議論されてきたが、新型コロナウイルス感染防止への配慮や観客制限による不採算などが要因となり、日本協会はクラブW杯開催を返上することで国際サッカー連盟(FIFA)と合意。日程に余裕が出たことで年内開催が実現した。

 理事会後にオンライン取材に応じた日本協会の須原清貴専務理事は「天皇杯の決勝は元日がふさわしいというふうにJFAでは現時点でも考えております」と強調しつつも、「選手のコンディショニング、それに伴うクラブの運営にもしっかりと配慮しなければいけない。シーズンの終わりをどこまでそろえるかは、JFAも含めたサッカー界全体の共通の目標」と語った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス